雑草放置や除草作業で発生する事故防止に役立つ 草デン土 についてご説明します



雑草を放置することによる敷地外への雑草の侵出、火災事故の危険性等のため、雑草対策が行なわれています。
雑草対策については、現状ではケーブル類がある場所については手刈り、その他の場所については草刈機により除草しているが、ケーブルを誤って切断し、運転支障事故が発生したり、草刈機による労働災害が発生しています。
そこで、防草効果があり浸水性を持つ「草デン土」を一定厚さで敷き固め、水を掛け固めることにより、雑草をはやさなくしようとするものです。
●特長
本商品は以下の様な特長を備え、監理の省力化や環境改善に役立ちます。
草が生えません | 本製品はセメント、高炉スラグ微粉末を結合材とし、真砂土(花崗岩が風化して土になった状態のもの)を骨材としたもので、水を撒布することで5N/㎜²程度の圧縮強さを発現します。言わば、低強度のモルタルなので、草が生えることが無く、草取りの手間から開放されます。 ※真砂土は花崗岩砕砂、炭酸カルシウム粉末で合成したものです。 |
浸透性に優れています | 透水性に優れているので、雨は地下へ浸透し、下水道への負担を低減します。 |
ヒートアイランド防止に効果があります | 暖色系の色は熱をはね返す効果があります。又、透水性に優れるので地中の水分を表面から蒸発させることで、気化熱分が表面温度を下げることになります。アスファルトに比べて路面温度が上昇し難く、夏季は特に効果を発揮します。 |
施工は簡単、水を掛けるだけ | 施工は簡単、所定の厚さに敷き均して水を散水するだけです。 |
環境に負担をかけない安心の品質です | 真砂土を骨材とし、セメント、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末を結合材としています。土から生まれ、土に帰る無機材料のみで構成しています。環境に負担を掛けない材料です。 |
●施工手順
前工程
「草デン土」の出来上がり、耐久性は前工程(路盤)の良否で決まります。
丁寧、確実に行って下さい。
1.施工する場所を除草します。
2.「草デン土」の施工厚さ分をすき取りします。
3. 軟弱な地盤の場合はバラスを敷き込み、ランマー等で十分に墳圧します。
(地盤の状況によって同化材、客土、クッション砂なども併用して下さい。)
4.水勾配、排水を考慮した上で平滑に均します。
草を抜く→施工厚さをすき取る→強固な路盤に!

施工(敷き均し)
施工に必要な量の「草デン土」を準備します。
施工厚さ | 3cm | 5cm |
使用量 | 2.2袋/㎡ | 3.7袋/㎡ |
1袋の容積=13.5リットル/袋 1㎥に要する量=74袋
「草デン土」を施工場所に所定の厚さに敷き均します。
1.施工面積と施工厚さで割出した必要量の「草デン土」を開封し、所定の厚さに敷き込みます。
2.スコップ、レーキなどを使って粗均します。
3.定木(真直ぐな板で可)や木鏝などを使って締め固めながら平滑にします。
所定の厚さで平滑に!

施工(散水)
「草デン土」は水と反応して硬化します。
必ず規定量の水を散水して下さい。
1.規定量の清浄な水を用意します。...3.0~3.4リットル/袋
2.準備した水をジョロで均等に散水します。散水は一度で行っても良いのですが、均一性を欠き易いので、二度に分けて行うことをお奨めします。
二度目の散水は一度目に散水した水が浸透し、歩行できる状態になって行って下さい。
規定量の水を均等に散水!

●ご使用に際して
「草デン土」は施工の翌日には歩行できます。以下の点に注意してお使い下さい。
1.下地の地盤に水が浸透し緩んでいます。一ヶ所に重量を掛けないで下さい。
2.施工後、当分の間は施工した表面に砂粒が浮き出ます。掃除しながらお使い下さい。
3.施工後3ヶ月間は硬くなり続けます。凹凸の修正などは早めに行って下さい。
4.湿気の多い場所に施工された場合、結合剤の白華(白くなる)や苔の発生があります。
5.日向や風の通る場所に施工された場合、結合剤が充分硬化せず、表面に粉を吹き易くなりますので、施工後の一週間程度は毎日一回以上散水養生して下さい。

本製品に石綿、蛇紋岩、樹脂類、有機溶剤、有害量の塩分は一切混和していません。