FCR推進工法(鋼管タイプ)についてご説明します
FCR推進工法(鋼管タイプ)
―発進側立坑のみで施工可能―
変状が激しく補修出来ない伏びには、FCR推進工法を使用します。
FCR推進工法は伏びの特長を充分考慮し、さらに安全な施工を最優先課題として現存工法を改善しました。
●特長
1. 到達側に機材を持ち込むことなく、発進側のみで施工可能。
2. 2重管ケーシング方式の施工により、推進途中で刃先および切削ビットの交換が可能、地盤の変化および地中障害にも対応可能。
3. 取込制御装置を装備することにより、作業中および作業休止時の営業線の安全を確保。
4. 最小土被りは普通土で2m程度で施工可能。
5. 粘性土~岩盤まで広範囲な地盤に対応可能。地中障害物もクリア。
6. ターゲットを視準して精度調整。
7. 設計荷重に応じたガラスライナーで補強。
●施工工程
【1.推進機設置】 | |
立坑内に推進機を搬入し組立。埋込アンカー材に推進機を固定し、配管・配線等の設置。 | |
【2.鋼管推進】 | |
鋼管と内管をセットした二重管を随時溶接により接合し管路を築造。 | |
【3.内管引抜】 | |
到達後、刃先および内管を発進立坑へ引抜き回収。 | |
【4.推進機撤去】 | |
固定材を切断し、推進機を搬出および配管・配線等を解体し撤去。 鋼管のみが残り推進作業完了。 |
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【5.FCRガラスライナー】 | |
鋼管の内側をガラスライナー。 |
施工状況
推進機設置 | 削進 | 排土 | 鋼管溶接 | |||
方向修正 | 刃先到達 | 内管引抜・推進機撤去 | ||
●仕様
材料断面図
発進立坑寸法と推進機仕様
●施工条件
- 占有作業帯が現場付近に必要。
- 機械等の搬入路が必要。
- 推進および充填のための水が必要。