FCR途中推進工法についてご説明します
FCR途中推進工法
伏びの変状が局部的な閉塞の場合、全線推進工法によることなく変状部まで既設伏びに合わせて推進し、推進鋼管と既設伏びを接続して補修する途中推進工法を用意しました。
●特長
1. 推進距離が短く、経済的。
特に全長に対して、管口から閉塞部までの距離が短ければ大幅コストダウン。
●施工工程
【1.推進機設置】 | |
立坑内に推進機を搬入し組立て、埋込アンカー材に推進機を固定し、配管・配線等の設置。 | |
【2.鋼管推進】 | |
鋼管と内管をセットした二重管を随時溶接により接合し管路を築造。 | |
【3.内管引抜】 | |
変状部除去後、刃先および内管を発進立坑へ引抜き回収。 | |
【4.推進完了・既設伏びと接続】 | |
固定材を切断し推進機を搬出および配管・配線等を解体し撤去。 鋼管のみが残り推進作業を完了。 |
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【5.FCRライナー】 | |
鋼管の内側をFCRライナー。 | |
【6.モルタル充填】 | |
既設伏びと推進鋼管の空隙にモルタル充填。 |
施工状況
ライナープレート設置 | 推進機本体吊り降し | 削進開始 | 推進鋼管溶接 | |||
スペーサー取付け | ケーシングロッド引き抜き | 推進機本体引き上げ | FCRライニング材引込み | |||
FCRライニング材硬化作業 | FCRライナー施工完了 | モルタル注入パイプ設置 | モルタル注入 | |||
●仕様
材料断面図
発進立坑寸法と推進機仕様
●施工条件
- 占有作業帯が現場付近に必要。
- 機械等の搬入路が必要。
- 推進および充填のための水が必要。