FCRライナー工法(途中対応) についてご説明します
FCRライナー工法(途中対応)
―伏びの管口から途中までの補修―
鉄道と道路が並行している場合、横断する伏びの維持・管理責任は、それぞれが管轄する管理責任時範囲に限定されるのが通例です。
しかし、従来の工法では隣接管理者と協議の上で全スパンを補修しており、コストが高くなる場合がありました。
伏びの管口から途中までを補修できる「FCRライナー工法(途中対応) 」を開発しました。
●特長
1.管口から途中までを補修
2.部外協議不要
FCRライナー工法(途中対応)とFCRライナー工法(標準タイプ)の比較
●施工工程
【1.簡易清掃】 | |
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。 | |
【2.調査】 | |
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。 | |
【3.反転ステージ設置】 | |
枠組足場等の反転ステージを設置。 | |
【4.ライニング材挿入】 | |
FCRライニング材の先端よりエアーまたは水を注入し、反転挿入。 | |
【5.硬化】 | |
FCRライニング材内に温水ミックスシャワーまたは蒸気を供給し、硬化。 | |
【6.管口仕上】 | |
FCRパイプの片側管口仕上げ。 |
※反転機を使用して反転ステージを設置しない方法も用意しています。
●仕様
材料断面図
仕様
●施工条件
- 事前調査を行うこと。
- FCRライニング材挿入のため、枠組足場または反転機が必要(線路脇に占有スペースが必要)。
- 一定水量確保、温水冷却放流が必要。
- 管径および材料呼び厚さは下記のとおり。