わしは伏び爺さん
わしは伏び爺さん。
鉄道を建設した時に農業用水を流すために線路下に布設された横断管路じゃ。
生まれは明治38年 現在113才。生まれも育ちも長野県。
若い頃は力いっぱい重い車両、線路を線路下から支えていたが、年をとるにつれ、物をつまらせたり、線路脇に大きな穴をあけてしまったりで、迷惑ばかりかけておった。
FCR元年(平成9年)にJRから人間ドックのおすすめがあり、FCR技師に依頼して人間ドックを受けたのじゃ。
まず、カルテ(個別データ)の作成と住民票の整理(台帳)(FCR1次調査)、次に管の中を清掃し、カメラで管内を調査(FCRしゅんせつ・カメラ調査)してもらった。
すると、管にクラックが入っていたり、管がずれていたり、物がつまっていたり、つぶれかけていることが解った。
翌日、FCR技師から、最新のアンチエイジング(FCRライナー工法)手術の提案をもらったのじゃ。管の内側にFRPの管を現場で作る手術の説明だった。入院の必要がなく、たったの8時間の手術で元気になるそうだ。
2週間後、そのアンチエイジング手術をうけ、現在は健康そのもの。元気に列車の安全、安定走行を線路の下で支えているのだ。